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インポセックス−イボニシ−
環境ホルモンという言葉を耳にしたことがあるだろうか。環境ホルモンは生体内のホルモンのバランスを崩し発育や生殖免疫機能などに異常を起こすとされる化学物質のことで約70種が指摘されている。PCB(ポリ塩化ビフェニール)ダイオキシン等その一つである。貝の世界でもメスの貝にオスのペニスができているという現象が起きており船底の貝の付着を防ぐ為の塗料などに使われている有機スズ化合物が影響していることがわかった。国立環境研究所の全国調査によれば9割を超える地点でこの現象が見られ38種類の貝に異常が確認され、特にイボニシは微量の有機スズ化合物で異常が起こるとの事である。メスの体にオスのペニスができたり輸卵管がふさがったりして産卵されない所謂インポセックス現象は我々人間世界にも身近に迫っていることを強く警告しているといえよう。
 


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