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和歌山県のキセルガイ(煙管貝)
(写真)キセルガイの仲間

陸に住む貝の代表格はマイマイ類(かたつむり)と煙管貝類である。日本の陸貝収集家の大多数はこの両者に全精力を傾注する。陸に住む貝は移動能力が乏しいために種分化が著しく、キセルガイは日本全国で192種がある。和歌山県では26種が棲息しているが、この内8種は和歌山県特産種である。特にクロズギセル、シリブトギセル、ミツクリギセルは紀南地方の限定された場所にすみ特に珍しい。紀北方面の特産種は和歌山城に棲むイトカケギセルで、何故か由良町白崎と御坊市丸山に飛び分布している。最近有田市宮崎ノ鼻でもみつかっておりかなり広範囲に分布しているものかもしれない。キセルガイの名の由来は昔の刻み煙草を吸う道具の「きせる」に似ている所から名付けられたものである。
 


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