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ユリヤガイ
2枚の殻を持った巻貝といってもそんな貝があるものかと一笑に付すかも知れないが実在する。この貝が最初に報告されたのは1935年和歌山県日高郡名田村(現御坊市名田町)の海岸から得られた標本で当初は2枚貝の仲間と考えられていたが、その後1962年岡山大学の川口四郎博士が生貝をとるに及んで頭、触覚、眼、餌を食べる為の歯舌、這う為の足が確認され正しく巻貝であることを実証した。この奇妙な同類にはタマノミドリガイがあり、やはり二枚貝状であるが巻貝である。現在日本産のユリヤガイは3種あるが3種とも和歌山県で確認されている。緑藻のイワズタ類に着生しその液汁を吸引しているので軟体、殻は緑色である。
 


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