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変わったすみかの貝−イシマテ類−(石馬刀貝)
貝類は地球上のあるゆる場所に住んでいるといっても過言ではない。4000mの高山にも陸貝が見つかっているし、反対に1万mの深海でもその存在が確認されている。波の荒い岩礁地帯にも多くの貝が住んでいるが荒波から身を守る方法として穿孔する技術を身に付けた貝がある。周囲の岩のようなサンゴを削って中に埋もれた形で棲息する貝から、イシマテ類のように酸を分泌して石灰岩やサンゴを穿孔してその中に棲息する。この他にも穿孔生活を専門化しているのは海中の岩にはニオガイ科、海中の木材にはキクイガイ科、フナクイムシ科がある。ニオガイ類の足の裏は吸盤のように丸くなっていて穴のそこにしっかり吸着してそれを支点として殻を回転させる。殻の表面は輪状彫刻と放射性彫刻が交差しやすりのようになっていて回転によって穴を拡大する。キクイガイ類、フナクイムシ類は穿孔したトンネルの内側に薄い石灰質の膜を分泌して内張りし、穿孔した木くずを栄養源にしている。
 


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